Claude Codeのプランモード変更の前に調査と計画だけを行わせる使い方
プランモードは、ファイルを変更せず、調査と実装計画の作成だけをClaude Codeに行わせるモードです。使いどころ、基本の流れ、計画のレビュー観点、通常モードとの使い分け、計画を活かすためのコツを整理します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて
Claude Codeのプランモードとは
プランモード(Plan Mode)は、Claude Codeにソースファイルの編集をさせず、調査と計画の作成だけを行わせるモードです(調査のためのコマンドは実行します)。「いきなり実装を始めさせず、まず、どう進めるかを提案させて、人間が確認してから、実行に移る」という進め方を、仕組みとして支えることができます。大きな変更や、影響範囲の読みにくい作業で、特に有効です(Claude Codeの基本的な使い方、権限設定とパーミッションモード)。
モードの名称・切り替え方法(キー操作やコマンド)は、更新されることがあります。最新の操作は、公式ドキュメントで確認してください。
通常モードとの違い
| 項目 | 通常のモード | プランモード |
|---|---|---|
| ファイルの読み取り・検索 | 可能 | 可能 |
| ファイルの編集 | 確認の上で可能 | 行わない(計画の承認まで止められる) |
| コマンドの実行 | 確認の上で可能 | 調査のためのコマンドは実行する。読み取り専用以外は、確認または自動判定(分類器)の審査を経る |
| 主な成果物 | 変更されたコード | 調査結果と、実装の計画 |
| 向く場面 | 小さな変更、方針が明確な作業 | 大きな変更、方針が未確定の作業 |
基本の流れ
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ① プランモードに切り替える | Shift+Tabでモードを切り替える、依頼の先頭に/planを付ける、claude --permission-mode planで起動する、など(2026年10月時点) |
| ② 目的を伝える | 何を実現したいか、制約は何かを書く |
| ③ 調査を任せる | Claude Codeが、関連するコードを読み、影響範囲を調べる |
| ④ 計画を受け取る | 変更するファイル、手順、リスク、確認方法の提案が示される |
| ⑤ 計画をレビューする | 内容を確認し、修正を依頼する。必要なら、質問する |
| ⑥ 承認して実行に移る | 納得できたら承認する。承認するとプランモードを抜け、選んだ権限モード(編集ごとに確認する、など)で実装が始まる |
使いどころ
| 場面 | 理由 |
|---|---|
| 大きな機能の追加 | 複数のファイルにまたがるため、方針の確認が重要 |
| 大規模なリファクタリング | 影響範囲を把握してから進めたい |
| 初めてのコードベース | まず構造を理解し、変更の方針を練りたい |
| 方針が複数ありうる課題 | 選択肢と、トレードオフを比較したい |
| 破壊的になりうる変更 | 実行前に、手順を人間が確認したい |
| 調査だけしたいとき | 読み取りだけで、安全に調べられる |
1行の修正や、誤字の直しのように、小さく明確な作業では、プランモードは不要です。
計画のレビュー観点
提示された計画は、そのまま承認せず、次の点を確認します。
| 観点 | 確認すること |
|---|---|
| 目的との整合 | 依頼の目的に合った計画か |
| 範囲 | 変更するファイルが、多すぎないか。関係のない変更を含んでいないか |
| 手順 | 順序が妥当か。小さな単位に分けられているか |
| 既存への影響 | 既存の機能・テストを壊さないか |
| 確認方法 | テストや動作確認の方法が、含まれているか |
| リスク・不明点 | 前提の誤り・不確実な点が、明示されているか |
| 代替案 | 他の選択肢との比較があるか |
不明な点は、質問し、計画を修正させてから、承認します。
計画を活かすコツ
| コツ | 内容 |
|---|---|
| 目的と制約を具体的に | 「既存のAPIは変えない」「テストを先に書く」など |
| 計画をファイルに残す | 長い作業では、計画を文書として保存し、会話をまたいで参照する(コンテキスト管理(/compact・/clear)) |
| 段階的に実行 | 計画を、小さなステップに分けて、順に実行・確認する |
| 計画を更新する | 実行中に分かったことを、計画に反映する |
| 調査と実装を分ける | 調査で文脈が増えた場合、サブエージェントの活用も検討(サブエージェント) |
Claude Codeのプランモードの具体例
「既存の認証処理に、二段階認証を追加したい」という依頼で、プランモードを使うとします。
- Claude Codeが、認証に関するコードを調査し、変更が必要なファイル、データベースの変更、テストの追加を整理した計画を提示。
- 人間が確認し、「既存ユーザーへの影響(移行の方法)が、考慮されていない」と指摘。
- 計画が修正され、段階的な移行の手順が追加される。
- 納得したうえで、通常のモードに切り替え、ステップごとに実装・テストを進める。
実装後に気づくと、大きな手戻りになる問題を、実装前に発見できます。
Claude Codeのプランモードの注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 計画が正しいとは限らない | 調査の漏れ・誤解がありうる。重要な点は、自分でも確認する |
| 計画と実装のずれ | 実装中に、計画から外れることがある。差分を確認する |
| 時間とコスト | 調査にも、時間と利用量がかかる(コスト・使用量の管理) |
| 万能ではない | 不確実性の高い課題では、小さく試すことも必要 |
| 仕様の変更 | 機能・操作は更新される |
Claude CodeのプランモードのFAQ(よくある質問)
Q. プランモードで、ファイルは本当に変更されませんか?
A. 設計上は、計画の承認までソースを編集しないモードです。ただし、確認を省略するモード(bypassPermissions)を使える状態で起動した対話セッションでは、この制限が強制されないと公式ドキュメントに記載されています。動作の詳細は、公式で確認してください。
Q. 計画を、後から使えますか?
A. 計画を文書(ファイル)として保存しておけば、別の会話でも、参照できます。
Q. 毎回プランモードを使うべきですか?
A. いいえ。作業の大きさと不確実性に応じて、使い分けてください。
筆者の見解(Claude Codeのプランモード)
プランモードは、「考える時間」と「手を動かす時間」を分けるための機能だと思います。人間のプロジェクトでも、設計レビューを飛ばして実装に入ると、手戻りが増えます。AIでも同じで、大きな作業ほど、計画のレビューに、人間の判断を集中させるのが効率的です。
Claude Codeのプランモードの関連項目
- Claude Codeの基本的な使い方
- 権限設定とパーミッションモード
- サブエージェント
- Claude Codeへの指示の出し方
出典(一次情報)
本記事は一般的な情報の提供を目的としています。AIのサービス・機能・料金・仕様は頻繁に更新されるため、最新の内容は各社の公式ドキュメントでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。