Claude CodeでMCPを使う外部ツール・データと接続する方法と注意点
MCP(Model Context Protocol)を使うと、Claude Codeを外部のツールやデータ(課題管理、データベース、ブラウザ操作など)につなげられます。接続の考え方、スコープ、認証、使いどころ、リスクと安全な運用を整理します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて
Claude CodeでMCPを使う方法とは
MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部のツール・データを接続するための、共通の規格です(MCP(Model Context Protocol)とは)。Claude Codeは、MCPサーバーに接続することで、標準では扱えない外部のサービス(課題管理ツール、データベース、設計ツール、ブラウザ操作、社内システムなど)を、ツールとして使えるようになります。たとえば、「課題管理の〇〇番を読んで実装して」「このDBの構造を確認して」といった依頼が可能になります。
接続のコマンド・設定の書式・対応する方式は、更新されることがあります。最新の手順は、公式ドキュメントで確認してください。
できること
| 用途 | 例 |
|---|---|
| 課題・タスクの連携 | 課題管理ツールの内容を読み、実装後に更新する |
| データベースの参照 | スキーマの確認や、データの調査(読み取り専用が望ましい) |
| ブラウザ・UIの操作 | ページの確認、動作テスト |
| ドキュメント・ナレッジの参照 | 社内の資料や最新の公式情報の検索 |
| 監視・ログの確認 | エラー情報の取得と、原因の調査 |
| デザインの連携 | デザインデータの参照 |
接続の流れ(概要)
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ① 接続先を選ぶ | 使いたいサービスの、MCPサーバー(公式のもの、または信頼できるもの) |
| ② 追加する | Claude Codeに、サーバーを登録する(コマンドや設定ファイルで) |
| ③ 認証する | 必要に応じて、アカウントの認証や、アクセス権限の許可を行う |
| ④ 確認する | /mcpコマンドなどで、接続状態・利用できるツールを確認する(スラッシュコマンド) |
| ⑤ 使う | 依頼の中で、Claudeが、必要に応じてツールを使う |
接続の方式(ローカルで起動するもの、リモートのサーバーに接続するものなど)は、サーバーごとに異なります。2026年10月時点の公式ドキュメントでは、リモートのサーバーはclaude mcp add --transport http <名前> <URL>、ローカルで起動するサーバーはclaude mcp add <名前> -- <起動コマンド>の形で追加する例が示されています(旧来のSSE方式は非推奨)。登録済みのサーバーはclaude mcp listで一覧でき、claude mcp removeで削除できます。各サーバーの説明書と、Claude Codeの公式ドキュメントに従ってください。
スコープ(どこに設定を保存するか)
| スコープ | 内容 |
|---|---|
| 自分のみ(ローカル) | 自分の、特定のプロジェクトだけで使う(既定。--scope local) |
| プロジェクト共有 | プロジェクトのルートの.mcp.jsonに保存し、チームで共有する(--scope project)。使う前に承認を求められる |
| ユーザー全体 | 自分の、すべてのプロジェクトで使う(--scope user) |
ローカルとユーザー全体の設定は、ホームフォルダの~/.claude.jsonに保存されます。
チームで共有する設定には、秘密情報(トークン等)を、直接書かないようにします(環境変数などを使う方法が案内されています。公式で確認してください)。
使いどころの判断
| 判断 | 内容 |
|---|---|
| 本当に必要か | 既存の手段(コマンド・ファイル)で足りるなら、MCPは不要 |
| 頻度 | 繰り返し使う連携は、MCPの価値が高い |
| 代替手段 | CLIツールがあれば、それを直接使う方が、シンプルなこともある |
| 数を絞る | 接続を増やしすぎると、判断が混乱しやすく、管理も難しくなる。現在は、ツールの詳しい定義を必要になるまで読み込まない仕組み(ツール検索)が既定だが、サーバー名や説明などは文脈を消費する(コンテキストウィンドウ) |
リスクと安全な運用
MCPサーバーは、外部のコードやサービスと連携するため、慎重な扱いが必要です(MCPのセキュリティ)。
| リスク | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 信頼できないサーバー | 悪意のあるサーバーが、情報を盗む・不正な操作をする | 公式・信頼できる提供元のものだけを使う |
| 過大な権限 | 広いアクセス権限を与えると、誤操作・悪用の被害が大きい | 必要最小限の権限(読み取り専用など)にする |
| プロンプトインジェクション | 外部から取得した内容に、悪意のある指示が含まれる(プロンプトインジェクション) | 取得内容を鵜呑みにしない。重要な操作は、確認を挟む |
| 機密情報の流出 | 外部サービスに、機密情報が送られる | 送信される情報の範囲を確認する |
| 本番環境への接続 | 誤操作の影響が大きい | 本番は避ける。検証用の環境やアカウントを使う |
| 設定の共有 | 他人の設定を、そのまま取り込むと危険 | 中身を確認してから使う |
ツールの実行は、許可の確認の対象にできます。書き込み・削除などの操作は、自動許可にしないのが、安全です(権限設定とパーミッションモード)。
うまくいかないとき
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 接続できない | サーバーの起動状態、設定の書式、パス、認証 |
| ツールが表示されない | /mcpで状態確認。再起動 |
| 認証エラー | トークンの有効期限・権限・設定 |
| 動作が遅い・重い | サーバーの数・応答時間を確認 |
| 出力が大きすぎる | 取得する範囲を絞る |
詳しくは、トラブルシューティングの記事を参照してください(困ったときの対処とデバッグ)。
Claude CodeでMCPを使う方法の具体例
課題管理ツールのMCPサーバーを接続し、「課題の内容を読み、実装し、完了したらコメントを追加して」と依頼するとします。課題の読み取りは自動で許可し、コメントの書き込みだけは、確認を求める設定にすると、効率と安全のバランスが取れます。
Claude CodeでMCPを使う方法のFAQ(よくある質問)
Q. MCPサーバーは、どこで探せますか?
A. 各サービスの公式の案内や、MCPの公式サイトで紹介されています。出所の信頼性を確認してから使ってください。
Q. 自分でMCPサーバーを作れますか?
A. 作れます。公式の仕様とSDKが公開されています(MCP(Model Context Protocol)とは)。
Q. 費用はかかりますか?
A. MCP自体の規格は公開されていますが、接続先のサービスの利用料や、ツールの利用による使用量の増加が、かかる場合があります。
筆者の見解(Claude CodeでMCPを使う)
MCPは、Claude Codeの「手足」を増やす仕組みで、使いこなすと、できることが大きく広がります。ただし、接続先が増えるほど、権限と安全性の管理が重要になります。「何を、どこまで許すか」を意識し、最初は読み取り中心で、少数から始めることをおすすめします。
Claude CodeでMCPを使う方法の関連項目
- MCP(Model Context Protocol)とは
- MCPのセキュリティ
- 権限設定とパーミッションモード
- プロンプトインジェクション
出典(一次情報)
本記事は一般的な情報の提供を目的としています。AIのサービス・機能・料金・仕様は頻繁に更新されるため、最新の内容は各社の公式ドキュメントでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。